在宅で虚弱や寝たきり、認知症などの高齢者や身体障害者、知的障害者、あるいは精神障害者の自宅を訪問し、身体介護や家事援助を行い、在宅でいつまでもその人らしく安心して生活することができるよう援助するとともに、家族などの介護者に対しても介護負担の軽減を図る専門職のことをホームヘルパーといいます。また、ホームヘルパーは3級・2級・1級とレベルが分かれていることも特徴の1つです。2級と1級の主な業務内容は変わりないですが、1級に進むためには2級取得+3年以上の実務経験が必要になります。(詳細は下で説明します。)

主な仕事内容は以下の通りです。
・食事や排泄、着替え、入浴の世話、清拭などの身体介護
・調理や洗濯、掃除、買い物代行などの家事援助

※上記にあげたものが中心となりますが、介護福祉士と業務内容は似ていると言えます。
実際に、私も実習でホームヘルパーの同行訪問を行いましたが、決められた時間内に的確に仕事をこなしながら、利用者ともコミュニケーションを図っていくホームヘルパーの仕事はとても大変ですが、やりがいがあると思います。
ただ介護だけができるのではなく、家事の面、対人関係の面とたくさんの知識が必要になってきます。

ホームヘルパーの資格取得方法

ホームヘルパーになるには、自治体、社会福祉協議会、各種団体、会社などさまざまなところで実施している『介護員養成研修』を修了することが必要になります。
この養成研修は、都道府県知事などが実施機関を指定し、全国的に決められたカリキュラムのもとに行われるものです。

★研修課程★
・介護全般に関する介護職員基礎研修課程・・・500時間
・訪問介護員養成研修課程・・・1級課程は230時間、2級課程は130時間、3級課程は50時間


ホームヘルパー養成研修は、3級課程から受講できますが、3級ヘルパーがサービスを提供した場合、新制度では事業所に支払われる介護報酬が減算されることになります。
ホームヘルパーになろうという方は2級以上の課程を修了することをおすすめします。
なお、介護福祉士資格取得者は、1級課程修了とみなされるため、このホームヘルパーの養成研修を受ける必要はありません。
また、国では、将来的に介護職員の任用資格は「介護福祉士を基本とすべき」とする考え方を示し、より専門的な知識・技術を修得するための機会として新たに介護職員基礎研修を設けました。

ただ、ホームヘルパー等の任用資格については、当面、従来からの訪問介護員養成研修が並存されることとなっており、すぐ受講しなければならないわけではありません。
ちなみに、訪問介護員養成研修3級課程は基礎的なもの、2級課程はその次の段階として位置づけられていますが、3級課程を経ずに直接2級課程を受講することが可能です。
1級課程は、2級課程修了者を対象としています。
そして、訪問介護員養成研修課程を修了した現任者等が介護職員基礎研修課程を受講する場合、研修科目等の一部免除が行われます。

★級ごとの詳細★
3級:訪問介護員が行う業務に関する基礎的な知識及び技術を習得することを目的として行われる。
2級:訪問介護員が行う業務に関する知識及び技術を習得することを目的として行われる。ホームヘルパーを取得する方が一般的にとる級=2級だと言われています。
1級:2級課程において習得した知識及び技術を深めるとともに、主任訪問介護員が行う業務に関する知識及び技術を習得することを目的として、2級課程を修了した者を対象に行われる。

先に述べたように、養成研修の実施主体は多岐にわたっており、また研修費用(すべて自己負担になっている場合と一部自己負担になっている場合がある。)や実施時期もさまざまです。
まずは、自分が住んでいる市町村から、公的な機関・団体で実施しているところはないか、お問い合わせしてみて下さい。ホームヘルプ事業の運営主体によっては、自ら研修を行っているところもありますので、求人条件を確認の上、お問い合わせするのもいいと思います。

ホームヘルパーの勤務先

主な職場としては、市町村、福祉公社、市町村社会福祉協議会、福祉系生協、訪問介護事業所、家政婦紹介事業所などがあげられます。
現在では、高齢化が進み数多くの企業が福祉へ目を向け、ホームヘルパーなどの派遣を行っているので、働く場所は本当にたくさんあるといえるでしょう。アルバイトでもパートでも非常に求人が多く、資格取得者へ待遇があるのが特徴です。
ただし、ホームヘルパー=高齢者の仕事というわけではないことも知っておきましょう。今は、タクシーやバスの運転手でもホームヘルパーの取得をする方が増えているそうです。日常生活の中で、ホームヘルパーの知識を身に着けておくことは、どんな職種でも役に立ちそうですね。
介護のエキスパートを目指したい!という方は、1級や介護福祉士をとってスキルアップをはかることもいいかもしれません。